○歯並び矯正
歯並び矯正は「歯列矯正」とも呼ばれ、歯を本来あるべき場所へと移動させることによって、歯並びを整える矯正を意味します。
歯を移動させると言っても、何も歯を抜いたり移植したりするわけではありません。
歯並び矯正のメカニズムを解説する前に、まずは私たちの歯がどのようにして固定されているのかについて説明を加えていくことにしましょう。
仮に、私たちの歯を植物に例えるとします。
歯には「歯槽骨」と呼ばれる根っこがあり、その周辺は「歯根膜」と呼ばれる土によって覆われています。
つまり、歯は「歯槽骨」と「歯根膜」という2つの部位によって固定されているというわけです。
歯並び矯正では、患者さん1人1人の歯形に合わせて矯正器具を作り、装着させます。
すると、時間をかけて徐々に「歯根膜」が収縮運動を起こし、それに伴って歯の根っこ部分である「歯槽骨」が破壊されていきます。
破壊された「歯槽骨」の部分には「歯根膜」の働きかけにより、再び新しい「歯槽骨」が生まれます。
歯並び矯正は、このように1)「歯根膜」の収縮2)「歯槽骨」の破壊3)新しい「歯槽骨」の誕生という3つのステップを繰り返し、本来あるべき正しい場所へと歯を導いていくことが可能になるのです。
ところで、歯並び矯正には「表側矯正」「裏側矯正」という種類があり「表側矯正」は歯の表側に、そして「裏側矯正」は歯の裏側に、それぞれ矯正器具を装着する点に違いがあります。
「表側矯正」は、比較的安価で済む反面、矯正器具が目立ちやすいのがネックでした。
しかし、最近では従来のメタル製の矯正器具以外にもセラミック製の矯正器具が主流になりつつあり、見た目や材質も歯とほとんど区別がつかないため、人気を集めています。
一方の「裏側矯正」は、表側矯正と比べると手間がかかる分費用も高くなりますが、矯正器具が見えないため人知れず矯正できるという強みがあります。
また、歯を後ろに引っ張る力が強いという側面も併せ持っており、特に出っ歯でお悩みの方にはおすすめの矯正方法であると言えるでしょう。
舌で前歯の裏側を押してしまう出っ歯の人特有の癖も改善できるため、矯正治療を終えた後に歯並びが元に戻ってしまう心配がないというのも嬉しいところです。
初めての歯科治療は、歯科について解説しています。
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