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小児歯科矯正と成人歯科矯正の概要

○小児歯科矯正と成人歯科矯正 

ところで、歯科矯正は患者さんの年齢に応じて「小児歯科矯正」と「成人歯科矯正」という2つの分野に分けることができます。 

まず「小児歯科矯正」とは、15歳以下の子どもを対象にした歯科矯正であり、主に「第1期治療」と「第2期治療」とに分けて矯正治療が進められます。 

「第1期治療」は、前歯と第1大臼歯が永久歯へと生え変わりつつある混合歯の時期に施される矯正治療を意味し、年齢でいうとおおよそ8歳~10歳の頃です。 

この時期における矯正治療は、次にやってくる「第2期治療」の土台作りとも言うべきものであり、具体的には上顎と下顎とのバランスを整えたり、歯と歯の間に十分なスペースを作ってきれいな永久歯が生えてくるための準備をしたり、生え変わってきた前歯や第1大臼歯のみを矯正したりといった作業が行なわれます。 

一方の「第2期治療」は、すべての歯が永久歯に生え変わった時期に施される矯正治療であり、年齢でいうとおよそ12歳~15歳の頃です。 

この時期における矯正治療は、第1期治療の頃とは違って口の中にあるすべての歯が対象となります。 

そのため、比較的大掛かりなものとなり、治療期間も長くかかるのが一般的です。 

次の「成人歯科矯正」とは、15歳以上の成人を対象とした矯正治療をいいます。 

成人を対象とした歯科矯正の場合、子どもと違ってどうしても時間がとりにくく、矯正治療を受けたくても受けられない患者さんが多いという特徴があると言えるでしょう。 

そのため、成人歯科矯正を扱っている矯正歯科では、土日や祝日も治療を行なっていたり、夜遅くまで診療を受け付けていたりといった工夫が行なわれています。 

また、成人歯科矯正においては、妊娠している女性(もしくは、その可能性がある女性)も患者さんとしてやってくることがあるという特徴があります。 

妊娠している女性や、その可能性がある女性でも矯正治療を受けることは可能です。 

しかし、レントゲンやCT検査など一部の検査が受けられないほか、痛み止めや抗生物質などの薬を出す際にも制限がかかりますし、矯正治療の内容によっては、出産後体調が戻ってから開始したほうが良いものもあります。 

心当たりのある女性は、初診時の予約時(治療途中の場合には妊娠の可能性が出てきた時点)に申し出て、指示を仰ぐようにしましょう。 

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